バターと植物油、どちらが健康に良い?新研究が示す意外な結果とは
こんにちは!今回は、私たちの食生活に密接に関わる「バター」と「植物油」について、最新の研究結果をお伝えします。これを読めば、あなたの食卓が、今より少しだけ健康的になるかもしれません。
メイトウホスピタル 循環器内科専門医
加藤公彦
研究概要:バターと植物油の摂取と死亡リスクの関係
2025年3月、JAMA Internal Medicineに発表された研究によると、アメリカの成人約22万人を対象に、30年以上にわたる追跡調査が行われました。その結果、バターの摂取量が多い人ほど、全体的な死亡リスクが高く、逆に植物油(オリーブ油、キャノーラ油、大豆油など)の摂取量が多い人ほど、死亡リスクが低いことが示されました。(https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/article-abstract/2831265 )
バターの摂取と死亡リスク
バターは飽和脂肪酸を多く含み、これが健康に悪影響を与えるとされています。研究では、バターの摂取量が最も多いグループは、最も少ないグループと比べて、全体的な死亡リスクが15%高いことがわかりました。
植物油の摂取と死亡リスク
一方、植物油は不飽和脂肪酸を豊富に含み、心臓病やがんのリスクを低減する可能性があります。研究では、植物油の摂取量が最も多いグループは、最も少ないグループと比べて、全体的な死亡リスクが16%低いことが示されました。
バターを植物油に置き換えるとどうなる?
さらに興味深いのは、バターを植物油に置き換えることで、死亡リスクが大幅に低減する可能性があるという点です。具体的には、1日10gのバターを植物油に置き換えることで、全体的な死亡リスクが17%、がんによる死亡リスクも17%低くなると報告されています。
すぐに実践できる!医師からのアドバイス
- バターの代わりに、オリーブ油やキャノーラ油、大豆油などの植物油を使用してみましょう。
- サラダのドレッシングや炒め物に植物油を活用することで、健康的な食生活をサポートできます。
- 外食時でも、料理の脂肪源を植物油に変更できるか確認してみましょう。
まとめ
この研究は、日々の食事における小さな変更が、健康に大きな影響を与える可能性があることを示しています。バターを植物油に置き換えることで、死亡リスクを低減し、より健康的な生活を送る手助けとなるでしょう。
この情報が、あなたの食生活に役立つことを願っています。健康は毎日の積み重ねから。少しずつ、無理なく始めてみましょう!
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