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名古屋市における新型コロナウイルス感染症を疑われる場合の対応と相談の流れ

[2022.01.04]

前回は新型コロナウイルス感染症と風邪・インフルエンザ・季節性アレルギーとの症状の違いについて紹介しました。

さて今回は新型コロナウイルス感染症が疑われた場合の相談の流れについて紹介します。新型コロナウイルスの感染が疑われる場合の対応はお住まいの地域によって異なることがありますので、必要に応じてご自身のお住まいの情報をご確認ください。ここではメイトウホスピタルがある名古屋市の相談の流れについて紹介します。

目次

 

新型コロナウイルス感染症が疑われる場合の対応

新型コロナウイルスの感染が疑われる場合の相談の流れは、①かかりつけ医等の地域で身近な医療機関か、②受診・相談センター(相談する医療機関に迷う場合)に分けられます。

①かかりつけ医等の地域で身近な医療機関

新型コロナウイルス感染症が疑われる症状がある場合、ご自身のかかりつけ医やお住まいの地域の身近な医療機関へ電話などで相談します。

もし相談した医療機関で新型コロナウイルス感染症の診察・検査ができない場合は、診療・検査が可能な医療機関を紹介してもらい、紹介先の医療機関で診察・検査を受ける形となります。

②受診・相談センター (相談する医療機関に迷った場合)

かかりつけ医がいない方でどの医療機関に相談すべきか迷うこともあるかと思います。その場合は、受診・相談センター(コールセンター:052-249-3703)に相談します。

受診・相談センターでは、どの医療機関を受診すれば良いかの相談の他に以下のような内容にも24時間体制で対応しています。

  • 一般的な相談:新型コロナウィルス感染症の症状、検査、感染予防法、消毒方法 等
  • 接触アプリ「COCOA」に関する相談
  • 陽性者との接触が確認されたとき  など

 

新型コロナウイルス感染症陽性の方、濃厚接触の方の対応

新型コロナウイルス感染症の検査の結果陽性となった方や濃厚接触と判定された方は、直接お住まいの区の保健センターに相談します。

■名古屋市における各区の保健センターの組織と電話番号は以下のリンクからご確認ください。

名古屋市における各区の保健センターの組織

 

新型コロナウイルス感染症の陽性と判定された場合はどうなるの?

では医療機関で診察を受けて陽性となった場合のその後の対応はどうなるのでしょうか?

元の生活に戻るまでのプロセスは状況により異なります。以下が厚生労働省が示している状況別の元の生活に戻るまでの基準となります(令和3年2月25日時点)。

症状はないが病原体を保有している場合

  • 発症日(患者さんが症状を呈し始めた日​​)から10日経過した場合
  • 発症日から6日経過した後に、所定の検査(拡散増幅法または抗原定量検査)の検査を実施し陰性が確認され、なおかつ、その検査の検体を採取した24 時間以後に再度検体採取を行い、陰性が確認された場合​​

症状がある場合

(人工呼吸器による治療を行わなかった場合)
  • 発症日から15 日間経過し、かつ、症状軽快後72 時間経過した場合
  • 発症日から20 日間経過以前に症状が軽快した場合に、症状軽快後24 時間経過した後に核酸増幅法等の検査を行い陰性が確認され、その検査の検体を採取した24 時間以後に再度検体採取を行い陰性が確認された場合
(人工呼吸器による治療を行った場合)
  • 発症日から10 日間経過し、症状が軽快(解熱剤を使用せずに解熱し、呼吸器症状が改善傾向)した後に72 時間経過した場合
  • 発症日から10 日間経過以前に症状が軽快した場合に、症状軽快後24 時間経過した後に核酸増幅法等を行い陰性が確認され、その検査の検体を採取した24 時間以後に再度検体採取を行い陰性が確認された場合

 

おわりに

以上新型コロナウイルス感染症が疑われた場合の対応や相談の流れについてについて紹介しました。

新型コロナウイルスが疑われる症状が現れた場合は不安になることがあると思いますが、一人で抱え込まずにかかりつけ医や受診・相談センターに相談することが大切です。

また医療機関で陽性の判定を受けた場合も適切に治療を受けることや、指示に従い療養することが大切になります。医師の指示に従い安静に過ごしましょう。

 

参考情報
  1. 名古屋市・発熱等の症状がある場合の相談・受診方法
  2. 厚生労働省・新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)
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